シグマArt40mm f1.4のリベンジ
前回の宇宙人到来事件より数日が経ち、毎夜毎夜星が出るのを
待ちわびて、昨晩ようやく晴れた。
シグマArt40mm f1.4を奈落の底へ貶めた事を
撤回せねばなるまい。
すべて解放のF1.4で撮影。右上隅の星像。
左からD810A、ASI6200MM、修正ASI6200MM
宇宙人到来の原因はフィルターによるフランジバックの延長にあった。
(フィルター厚さ3mm+カメラ前面ガラスの厚さ)/3ほど焦点位置が
長くなるのが原因だった。
ちなみに何もせずにEFWのカメラマウントに取り付けると
ピント位置は↓になる。
1.3Mぐらいの位置で無限遠が出ていることになっていたのが原因だった。
D810Aにはクリップ式の内蔵公害フィルター1mmが嵌っていたが
許容範囲の様だ。
40mm,F1.4という広角で明るいレンズの収差を抑えるために
相当な補正がなされている故に
本来のピント位置を正確に合わせないと使えない事が良くわかった。
最終的に∞マークが真ん中の太い線に来るように1.5mmのシムを
カメラマウントとEFW挟んで実用レベルとなった。
僅かなマウントの傾きのせいかD810Aの星像には劣った。
結局はシグマArt40mm f1.4の性能は非常に高く
性能が悪いのは私の脳であった。。。orz。。
御託はこのへんにして撮影結果から。
天の川の北側?です。
自宅からなので電線やら隣の望遠鏡が写ったりで半分近くがボツとなった。
完全を目指すと、さらにボツ画像が多くなるので
最終的に20%程度トリミングした。
で、今度85mmで撮ってみたい部分をトリミングしてみた。
撮影時は角度を変えて網状星雲も入れてしまうという
美味しい構図を狙ってる。
AF Nikkor 85mm F1.8Dという中古で21100円という格安レンズ。
この構図が撮りたいだけにカールツァイスは躊躇した。
注文後に輝星にパープルフリンジが出るのを知り悲しくなった。
今回カメラレンズで天の川を南北2つ撮ったのには理由がある。
アンタレス付近を含む天の川の画像は全体としては美しいが
ピクセル等倍で見ると星が白とびして階調がなくてモヤモヤしていた。
星がうるさすぎたのが有り、スターリダクションなど施して
いるので星像自体は小さいが、キ タ ナ イ !
そこでモノクロでとったのと比較しましょうという事になった。
まずはD810A(3635万画素)のカラーセンサーから
バンビの横顔~M8辺りです。
次はASI6200MM(6200万画素)のピクセル等倍画像。
いやニフティーで横1600ピクセルに強制変換された画像
サドル付近ですね。画素数的には3割ほどズームとなります。
ほしの美しさが段違いですね。
これ、40mmカメラレンズですからね! しかも自宅で街頭の傍。
っと自画自賛しています。
でかい望遠鏡がなくてもカメラが高画素でフルサイズ以上であれば
けっこう楽に撮影できますね。
25%に圧縮していますがフルサイズの画像リンクを貼り付けます。
これを一番見てほしいです。↓
ダウンロード - e5a4a9e381aee5b79d_e58c97e581b4.jpg
これは撮影してみたい というのが発見できるかもしれません。
周辺におかしな色が出ているのは周辺の環境のせいなので
無視してください。
今度は自宅ではなくて、近場の天の川が見える撮影地で撮ってみます。
撮影データ書くの忘れてた。
ASI6200MM LRGB L:32枚 R:25枚 G:20枚 B:23枚
合計100枚x1分
シグマArt40mm f1.4 解放F1.4で撮影。
撮影地:自宅天文台
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