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2025年4月

我が家のSeaStar S50(赤道儀モード)

我が家では屋根に常設しています。

Img_0969

普段はビニール袋を被せています。

Img_0968

転倒するので付属三脚に重りを巻いています。

本来は筋トレで手足に巻きつけるタイプです。

方向はこれでいいの?というぐらい西寄りです。

もう一度極軸合わせしてみますが、これでもスタック成功率ほぼ100%です。

屋根のアクセスは部屋から天窓まで階段風ハシゴです。

Img_0972

s50での撮影結果です。

1時間以上撮ったので成功率100%ではなさそうです。

Img_0973

TOA150でも撮影したので後ほど比較してみます。

今夜もTOA150でM81、82を撮りますが

メインはフラット撮影です。

若干のシミ位置が発生しているので、そのためです。

ライトフレームと同時間で最低3枚いるのが辛いですが

PIのABEだけで完璧に合うので、そうしています。

 

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昼間の太陽と夜の眼視

太陽のプロミネンスが活発な様です。

LUNT50改BORG76にテレビューの双眼装置をつけて見ました。

P1

LUNT50改で

WOの双眼装置が光路長100mmに対し30mm 長いので

ピントが出るのか事前準備をしていましたが、正体不明の

7or8倍バローで(大昔KYOEI産業のHPに記載されていたような)

改造することなくWOと同じくピントが出ました。

バローの拡大率が異常に大きいので光路長も大きく短縮された

のだと思います。ピント調整は15mm程度しか出来ません。

何倍バローかは他の3,4mmのアイピースのプロミネンスサイズで

判断しました。

ビノビューはT2メスでLUNT側はT2オスにもなっているので

間に正体不明バローを挟んでギリギリT2ネジ接続できました。

 

WOとビノビューとの比較では太陽を見た限りでは

ビノビューは少し明るいかな?という程度でした。

それよりも1つ320gもあるアイピース2つとビノビュー双眼装置では

重すぎです。しかしLUNTの接眼部はオプションに交換しているので

問題はありませんが、接続がT2ネジなので交換が面倒です。

したがって太陽専用に遮光フードまで付けたWO双眼が軽くて

ベストという結論になりました。

片目ずつでみるとボケボケでも両目でみると解像度爆上げです。

Img_0962

大きく期待していたテレビューのビノビューですが

次はTOA150で覗いてみたいと思いました。

今度はバローなしで2インチ天頂ミラーではピントが出ません。

図面を引いてみると1・1/4”の天頂プリズムにM92の接続リング

を11mm旋盤で削りました。あと接眼部スリーブも5mm程度切削しました。

Toa150

さて夜になってビノビューでの眼視です。

アイピースはハイべリオンの24mm 68度です。

重くてロテーターは手で加勢してやらないとモーターが脱調します。

昼間の経緯台とは違い対象ごとに双眼装置をくるくる回さないと

良い姿勢でみれません。

それ以外は望遠鏡がでかいので、違和感ゼロです。

まずはM3、M13を見ました。

10年前ならファインダーで見えた対象ですが

昨晩は空の状態が良いにも関わらずファインダーでは

確認できませんでした。

そもそも月が出ていないのに空は少し青白いです。

で望遠鏡に視点を移すと小さな星の粒粒感がすばらしい!

特にM13は大きさも大きいので非常によく見えました。

2年前に挑戦したM81に移動しました。

その時は、そこにM81がいる前提でみていたので

なんとなくぼんやり見えてる様なきがする程度でした。

今回ビノビューという双眼で見るとM81.M82がはっきりみえます。

これには感動しました。

両目でみると明るさ、解像度が確実にUPしています!

まぁはっきりと言ってもM42みたいにガッツリではありませんが。。

ぼんやりしてるのが確実に見えるという感じです。

まさかと思いM51子持ち銀河の挑戦です。

以前見たときは、そらし目で脳内変換しても1ミリも見えませんでしたが

今回は親子の存在と、もやっとした渦巻らしきモヤモヤが

若干脳内変換効果もあわせて存在が確認でしました。

両目で見る素晴らしさは100度アイピースの単眼でみる世界より

遥かにわくわく感がUPしたというのが感想です。

ビノビューをヤフオクで入手し修理したのですが

WO双眼装置と変わらなければヤフオクに出品しようかと思っていましたが

もう手放せなくなりました。

今のシーズンは銀河メインで眼視対象が少ないのが残念ですが

惑星や散開星団、メジャーな対象などを眼視したいと思います。

いつもは写真を撮るところですが昨晩は眼視ばかりで

撮影は後回しとなり、M83を撮影するも1時間でタイムアップと

なりました。(この対象は高度低すぎですね。)

 

で最後に太陽をPixinshgntの太陽ツールで処理してみました。

太陽って単純なだけに画像処理の難しさを感じています。

20250426_sun3c

 

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ヤフオクで入手したビノビュー

安く入手できたテレビューの双眼装置。

あまり競争されずでしたが、それを知ってか知らずか像が2重でした。

ジャンクは言い過ぎだけど、自分で直せない人はジャンクですね。

で、光軸ズレかと調整のため分解する事に。

Img_0946

写真のプリズムとハーフミラーは粘度が高い不明なものでくっ付いていた。

これがクセ者でハーフミラーを通して見ると、像が2重に見えた。

力を入れるとハーフミラーは動くけど、どうしても像が重ならない。

思い切って写真のようにハーフミラーとプリズムを分離して

粘着質の物をアルコールで拭き取ったのが上の写真の状態。

 

次はハーフミラーをプリズムに置いただけの状態。

Img_0952

左に1、右に2を書いてプリズムを乗せてみると

ハーフミラー側が(右)黒くて見えない。

光が通っていない状態である。

どうしたものかと、ハーフミラーの合わせ面に水をかけてみた。

すると、下の文字がきれいに見えた。

要するに、今までは粘着質の厚みで光が屈折して象が

2重に見えていた、面どうしが分子レベルで密着していないと

光を透過できないと推察した。

 

で、ハーフミラーとプリズムをガラス接着剤で接着した。

Img_0954

 

Img_0957

Img_0956

 

Img_0958

覗いて見ると像のズレがなくなって、残すは星を見てテストだけど

大丈夫だろう。

取説の状態から、かなり前の物だと推測されるがバルサム切れを起こし

どうにもならず、高粘度のグリス?を塗って取り敢えず誤魔化して

の出品だろうね。

幸いにして、素材と考えれば状態は良いものと言える。

ノークレーム・ノーリターンが掟のヤフオクではあるが

直せない人にとっては、ただのゴミとなる所なので

一言添えるべきだと思うよ。

 

ちなみに光路長は118mmと取説に書いてるけど

ググると130mmなんだよね。

WOのは100mmだから、この差は大きい。

 

何がどう違うのかプリズム構成はWOと同じにみえる。

プリズム幅が28mmとが僅かに大きいようだ。

加えて、大きく違うのは左右の明るさの差がない事。

素晴らしい!

非常に重要な事なので、価格差は有って然りだな。

 

光軸調整は2つのプリズムを平行(直角)に設置すれば

良いだけなので、極めて簡単と言える。

 

 

 

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今日はプロミネンス

昼間は太陽、夜は星空ですね。

いつ仕事するんじゃ!っていうね。

星空はセットして朝まで放置。

太陽は昼ご飯そっちのけで、付きっきりなんで

撮影は画面キャプチャーで短時間だけど

太陽の方が手間がががるかな?

これを書いたら仕事の続きへもどる。

Photo_20250408133402

P4 

P7

P15

Photo_20250408133403

Photo_20250408133401

これだけ全体像からトリミングをして強調してみた。

その他はすべてpc画面のキャプチャーです。

撮影データ

観測地:山口県宇部市(自宅)

望遠鏡:LUNT50改ボーグ76ED+ZWO Hαをブロッキングフィルター

    とエタロンの中間に挿入仕様(f=350mmから500mmへ改造)

カメラ:Player one Sedna-M(IMX178)+5xバロー&サイトロンx0.75

撮影ソフト:sharp cap

高画素なので5xバロー無しでもデジタルズームで十分見れた。

Img_0931

画面がみずらいため。NEAL(XREAL)のスマートグラスで

画面表示を見ながらピント調整をしました。

クッキリみえて非常に良いです。

 

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NGC4725周辺

今回は対象が比較的大きいのでBIN3で昨晩撮影しました。

Lrgb1

トリミングです。

Lrgb1_preview01

月明りで背景が少し青紫っぽく見えたので

iOSの写真編集でブラックポイントを挙げて背景を黒くしました。

フォトショップCS5で見ると良いのですが、その他で見ると

背景が青紫に転んでいます。

半月の月明りで空が青いのが影響したのかもしれません。

ブラックポイントを上げ過ぎると銀河の腕が消えるので、ほどほどに。

そもそも背景の階調は失われますけど、見た目重視で!笑

 

今回ビニング3で撮ったのですが、感度が良すぎてセンサーのゴミや

汚れが目立ちました。

Photo_20250407131001

今年の2月にかなり気合を入れてクリーニングしたのですが

ゴミやシミのような物が増えてて、嫌になりますね。

しばらく様子見で嫌気が刺したらフラット撮り直しです。

ライトフレームと同時間のフラットフレームで

PIでは最低3枚以上ないとスタックしてくれないので時間が掛かります。

ビニング1では全く分からず、さすがビニング3は高感度ですね。

 

撮影データ

撮影地:自宅(山口県宇部市)

鏡筒:TOA-150    補正レンズ:645フラットナー

カメラ:ZWO ASI6200MM BIN3 -10℃

フィルター:ANTRIA VPro LRGB  枠なしΦ50mm

撮影時間:L 5分x37枚, R:5分x13枚 G:13枚 B:12枚

総露出時間:375分(6時間15分)

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春といえば銀河!って思うのは天文屋だけかな。

ということで緊急で動画! じゃなかった

ゆるりと画像UPします。

M109とNGC3953ほか です。

フルサイズです。

M109-ngc3953

左上のM109です。

M109

右下のNGC3953です。

Ngc3953

最後は左からUGC6840,NGC3917A,NGC3917です。

Ugc6840_ngc3917a_ngc3917

総露光時間を長くすると、それなりに美しいですね。

高画素モノクロカメラと高性能な屈折望遠鏡の組み合わせは

色んな楽しみ方が出来ていいですね。

 

撮影データ

撮影地:自宅(山口県宇部市)

鏡筒:TOA-150    補正レンズ:645フラットナー

カメラ:ZWO ASI6200MM BIN1 -10℃

フィルター:ANTRIA VPro LRGB  枠なしΦ50mm

撮影時間:L 5分x70枚, R:5分x25枚 B:22枚 G:23枚

総露出時間:700分(11時間40分)

 

もう少し銀河を狙って、次はε180の500mmへ移行ですね。

 

1年近く触っていないε180の光軸は再調整が必要かもですが

それよりも、これが載ってるアトラクス赤道儀+ALTHIBA-Xの

モータードライブのオートガイドが乱上下するという故障で

アリエクからドライバICを購入してヒートシンクを大きくして

以来テストしていないので非常に心配です。

ALTtHIBA-ProからXに変更したけど、問題なく動いているのであれば

お勧めされても変更すべきではない事を実感しました。

Xに変更して良くなったと感じたことは全く無かったからね。

どちらのタイプも子午線反転後は再キャリブレーションしないと

ダメだった不具合は治ったのだろうか?

直っていなければ、子午線反転まで安眠できないのが最悪。

ASIAIRは子午線反転ごとにガイドキャリブレーションするので良いが

β-SGRというフォーカサーに対応していないので使えず

N.I.N.A一択になっている。

 

正常に動く事をお祈りするしかありません。(笑)

 

 

 

 

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銀河シリーズ第3弾 NGC3344

これで銀河シリーズお終いです。

小さい銀河も一緒にトリミングしました。

高画素カメラでのデジタルズームは利用価値大ですね。

ただしビニング3に比べて暗く

画像が荒れるので沢山撮る必要があります。

Ngc3344_preview02

さらにズームイン

Ngc3344_preview01

ノートリミングはこちら

Ngc3344

撮影データ

撮影地:自宅(山口県宇部市)

鏡筒:TOA-150    補正レンズ:645フラットナー

カメラ:ZWO ASI6200MM BIN1 -10℃

フィルター:ANTRIA VPro LRGB  枠なしΦ50mm

撮影時間:L 5分x36枚, RG,B5分x各12枚

総露出時間:360分(6時間)

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