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2025年6月

シグマArt40mm f1.4のリベンジ

前回の宇宙人到来事件より数日が経ち、毎夜毎夜星が出るのを

待ちわびて、昨晩ようやく晴れた。

シグマArt40mm f1.4を奈落の底へ貶めた事を

撤回せねばなるまい。

Art40mm

すべて解放のF1.4で撮影。右上隅の星像。

左からD810A、ASI6200MM、修正ASI6200MM

宇宙人到来の原因はフィルターによるフランジバックの延長にあった。

(フィルター厚さ3mm+カメラ前面ガラスの厚さ)/3ほど焦点位置が

長くなるのが原因だった。

ちなみに何もせずにEFWのカメラマウントに取り付けると

ピント位置は↓になる。

6200

1.3Mぐらいの位置で無限遠が出ていることになっていたのが原因だった。

D810Aにはクリップ式の内蔵公害フィルター1mmが嵌っていたが

許容範囲の様だ。

40mm,F1.4という広角で明るいレンズの収差を抑えるために

相当な補正がなされている故に

本来のピント位置を正確に合わせないと使えない事が良くわかった。

最終的に∞マークが真ん中の太い線に来るように1.5mmのシムを

カメラマウントとEFW挟んで実用レベルとなった。

僅かなマウントの傾きのせいかD810Aの星像には劣った。

 

結局はシグマArt40mm f1.4の性能は非常に高く
性能が悪いのは私の脳であった。。。orz。。

御託はこのへんにして撮影結果から。

__20250620135001

天の川の北側?です。

自宅からなので電線やら隣の望遠鏡が写ったりで半分近くがボツとなった。

完全を目指すと、さらにボツ画像が多くなるので

最終的に20%程度トリミングした。

 

で、今度85mmで撮ってみたい部分をトリミングしてみた。

Lrgb_peri_sadr

撮影時は角度を変えて網状星雲も入れてしまうという

美味しい構図を狙ってる。

AF Nikkor 85mm F1.8Dという中古で21100円という格安レンズ。

この構図が撮りたいだけにカールツァイスは躊躇した。

注文後に輝星にパープルフリンジが出るのを知り悲しくなった。

 

今回カメラレンズで天の川を南北2つ撮ったのには理由がある。

アンタレス付近を含む天の川の画像は全体としては美しいが

ピクセル等倍で見ると星が白とびして階調がなくてモヤモヤしていた。

星がうるさすぎたのが有り、スターリダクションなど施して

いるので星像自体は小さいが、キ タ ナ イ !

そこでモノクロでとったのと比較しましょうという事になった。

 

まずはD810A(3635万画素)のカラーセンサーから

Banvi_d810a_3635

バンビの横顔~M8辺りです。

次はASI6200MM(6200万画素)のピクセル等倍画像。

いやニフティーで横1600ピクセルに強制変換された画像

Sadr6200mm

サドル付近ですね。画素数的には3割ほどズームとなります。

ほしの美しさが段違いですね。

これ、40mmカメラレンズですからね! しかも自宅で街頭の傍。

っと自画自賛しています。

でかい望遠鏡がなくてもカメラが高画素でフルサイズ以上であれば

けっこう楽に撮影できますね。

25%に圧縮していますがフルサイズの画像リンクを貼り付けます。

これを一番見てほしいです。↓

ダウンロード - e5a4a9e381aee5b79d_e58c97e581b4.jpg

これは撮影してみたい というのが発見できるかもしれません。

周辺におかしな色が出ているのは周辺の環境のせいなので

無視してください。

今度は自宅ではなくて、近場の天の川が見える撮影地で撮ってみます。

 

撮影データ書くの忘れてた。

ASI6200MM LRGB L:32枚 R:25枚 G:20枚 B:23枚

合計100枚x1分

シグマArt40mm f1.4 解放F1.4で撮影。

撮影地:自宅天文台

 

 

 

 

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梅雨入りで買い物に注意。

梅雨入りしましたね。

バラの季節が終わって、今度は紫陽花です。

仕事以外やることがなくて、アリエクで電動フラット板をポチりました。

これでうまくいけば、撮影中のシーケンスに組み込めて

朝までぐっすりお休みできます。

6e198d87a4974e12a33671ac0b61f121

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APO SONNER 135mmの試写

Vegaの宇宙人襲来より一夜あけて

次期アポゾナーロケットの絞り値を探していたら

今年の一月に撮試写して放置プレーの画像があったので

早速処理してみた。

Ic1805_1848_ngc869_884

自宅の地面に設置して、左上は電線ですね。

高度は低いと予想ができます。

Ic1805_1848

次の2枚はピクセル等倍になるようにクロップした。

PC画面では2回クリックしてください。

IC1848胎児星雲。

Ic1848

NGC869,884

Ngc869_884

ピクセル等倍でもしっかりと見れます。

望遠鏡ではよく見る対象ですね。

アポゾナー135mm F2をF3.45で。

ASI6200MM:BIN1 -10度

L5分x16枚、RGB各5分x5枚、Ha5分x7枚

TOTAL:190分(3時間10分)

 

で、次はペリカンとサドルを狙う予定で機材セット

(と言ってもレンズを交換しただけ)したが

シグマアート40mmのピントダイアルに一定の力を加えると

僅かなガタを感じた。

電動フォーカサーのベルトテンションの影響が浮かんだ。

カメラマウントのガタは薄い銅テープを挟んでおり

力を加えてもガタは微塵も感じられない。

 

したがって今度は電動フォーカサー無しで試写してみよう。

いくら解放といっても酷過ぎるから。

私の人為的な事が原因ならシグマアート40mmを奈落へ落としてしまった

汚名返上の責をとらねばなるまい。

(いつのまにか時代劇風な口調に)

アンタレス付近の天の川を撮った時も電動フォーカサーを

付けていたが、ベルトテンションが若干ゆるくて

影響が出なかったのだと信じたい。

一瞬でもよいから星がでてほしい。

もし宇宙人が到来しなければ、再度モノクロカメラで

天の川に挑戦したい。

デジカメVSモノクロが比較出来るように

アンタレス側がいいかも。

 

 

 

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宇宙人の到来か!

参りました。

Btx

シグマアート40mmをASI6200MMにつけて撮影しました。

このレンズの場合、通常は絞り解放になっています。

前玉に絞りを付けるとケラレるので解放で撮影です。

前回の天の川はF2.8、今回はF1.4。

ピンぼけかと思いきや、これが絞り解放時のレンズ性能です。

 

とりあえずBTXのコレクトオンリーに掛けてみると

Btx_20250605173201

おお、宇宙人がいなくなっている!(笑)

ちなみに右上の輝星はVega(ベガ)です。

しかしPIの位置合わせ凄いね。

 

徹夜で撮った画像を破棄しようかと思ったが

別に良い所を見せたい訳はなくて気にしない。

最近よく見かける高解像度を100万画素以下にして

ブログにアップする誤魔化しは個人的にちょっと。

低解像度でアップしたいのならBIN4とかで高感度で撮ったほうが

100万倍おいしいはず。

まぁ処理してみた。WBPPのグラフは点が密集しておらず

悲惨な結果となった。

右上に宇宙人が襲来したベガも見えています。

Giga20692_1600

本来はデジカメで撮った画像とモノクロカメラで撮った画像を

ピクセル等倍表示で比較して、どのぐらいの違いがあるのか

比較したかったというのが撮影した主旨だった。

 

ちなみに前回のアンタレス付近の天の川のピクセル等倍画像を

掲載してみます。

モニター解像度2560x1440にD810Aの3635万ピクセルの等倍画像を

表示させて画面コピーしたものです。

@NIFTYの表示制限が横幅1600ピクセルなので

90度回転させてピクセル等倍表示出来るようにしました。

画面クリックを2回してください。

横幅1440x縦2560ピクセルとなります。

2560x1440

2560x1440_20250605174701

 

カメラから外した状態での絞り。

ニコン純正レンズ:ほぼ全閉

シグマアート40mm:解放(シャッター押した瞬間に設定絞りとなる)

キャノン:絞りを設定した状態で外すと設定したままとなった。

     ※所有するレンズで検証したのみ。

従ってシグマアート40mm(ニコンマウント)は宇宙人の襲来となるので

デジカメのみの使用となる。

Img_0455

40mmはデジカメで我慢するしかない。

モノクロカメラでの撮影は

アポゾナー135mmは手動絞りがあって使える。

コーワプロミナー500mmを350mm(F4)で使える。

500mmならε180があるが自宅撮影となるので

天の川が見える近場で撮るのも魅力的。

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