赤道儀のクランプ強化
クランプが緩くて不満に思っていましたので改造してみました。
また、クランプ時に合わせマークが随分ずれるので固定観測の場合は
正確なホームポジションのマーキングが困難でした。
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純正品は当て板を押すのですがサイズがガタガタで長さ不足のため
下に丸いゴム板をかましています。
いくらなんでもお粗末ですね。
クランプを締める際にこの当て板が左右に動いてしまい
クランプの棒で押された部分のへこみが何箇所も当て板に付いています。
それで締め込み時にファインダー視界の半分ぐらい動いてしまします。
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左右にスペーサーを入れてみました。
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右上のネジと真鍮棒が純正品です。
この真鍮棒も内部でガタガタ動くので嵌め込み式とし
当て板も押される側を平らに削りました。
理想はアリ溝のクランプみたいにガタ無しで移動なんですけど。
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あとは赤径に2つ、赤緯に1つクランプを追加しました。
こちらは当て板が無いのでボルト先端に柔らかいアルミスペーサーを
入れています。
これで自動導入後にクランプを緩めて対象に合わせた後
クランプを締めて、ホームポジションにGOTOさせると
正確な合わせマークが書けます。
これで電子ファインダー視野内に入れば、アライメントから
全ての操作が屋内操作可能となります。
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電子ファインダーは白ドブ付属の物を少し加工して
Toucamを付けています。
画角的にはTOA150+ST4000と同じ感じになっています。
感度的にはかなり暗い星まで捉えていますので
アライメント星を捉えるには十分すぎるぐらいした。
今までのはCマウントレンズ70mm+WAT120で、アライメントには
拡大率が低かったのですが、今度はOKそうです。
写真撮影時は、このソフトでアライメントから導入までを行います。
これから寒くなるし屋内操作出来るので重宝できそうです。
私のNEWアトラクスはアドバンスドGT赤道儀の基盤で駆動しているのですが
HIBERNATEという機能があって、電源をOFFしてもアライメント情報が
保持されたままなのでクランプを緩めて回さない限り、すぐに撮影可能となります。
アライメント作業が免除されます。
電源切断後、電源ONにするとWAKE UPという文字が出てきて
ENTERキーを押すだけです。
これは非常~に便利です。
導入誤差も殆ど感じられませんでした。
アドバンスドGT赤道儀の日本語マニュアルは無いのですが
https://hosizora-ucf.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/nfd328ao8gt-550.html
のページの下にあるコメント欄で全機能の80%程度解説しています。
またA-GTマニュアルには無いOTAオリエンテーション(ホームポジション)の
設定など参考になるかと思います。
残りの子午線超え反転設定を遅らせたり、動く範囲を設定(建物等の障害物)
とか反転時の北回り南回りの設定の解説はその内に書きます。
単なる英訳では、実際に使って検証しないと分からない事もありますので。
英語苦手だしね。(汗)
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