カメラ

隼・一人で事故ちゃった編

もう2か月ぐらい前のこと。

深夜4時前に息子に起こされる。

どうも雨でスリップしたらしい。

ひざの肉が少しえぐれていたが、本人は痛がっている様子はない。

親切な通行車に家まで送ってもらったらしい。

バイクはJAFを呼び自宅まで運んでもらった。

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カウリングは全て傷が付いたり割れたり欠けたりしている。

幸いフレームは大丈夫だったが細かい所多数と言った感じ。

本来ならばバイク屋に頼む所だか30万は軽く超えそうなので

自分で修理することに。

そして、本人の修理は全治1か月。

Ko4

これぐらいに抑えておけば良い物を。。。。。

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とにかく簡単な修理は本人にさせることに。

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これはシフトペダルの戻り用バネ。

これが折れるって不思議。ネットで検索すると同じ症状のオーナーが

一人だけ居た。 一人ぼっちじゃなかったのがなぜか嬉しい。

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ついでにセルモーターを改造してみる。

スターターボタンを押した瞬間にエンジンが掛からないと嫌という理由Onlyで。

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これは私ご自慢のスプレーガン。

少ない塗料で広く塗れて超微粒子となる優れもの。

本来は小面積用で模型飛行機用に使っていた物。

パテ補修はかなり広範囲で納得行くまでに相当苦労した。

こんな物↓には最高なんだが、バイクに塗装の重さは重要ではない。

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これで当時小6だった息子が日本選手権に出た機体。

最年少記録というのがイケてた。

で、話は戻るが、今回のメタリック塗装は初めての経験。

メタリックは塗装後に研磨してはいけないと言うのを知らずに研磨。

再塗装しまくりとなる。orz

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近所の車がいない間に塗装をするので、カンカン照り

熱々ボディーでも強行することに。

要はテクの問題だ。  なんていって見たくなる。

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塗装が終われば次はコンパウンドで細・極細・超微粒子と仕上げ

鏡面仕上げに持って行く。

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最後に車2台分のガラスコーティングをかけまくった。

単純に思ったがクリアー塗装を厚く塗る方がかなり良い。(笑)

塗装は下地の出来が90%、塗料の希釈と圧力調整が5%

運が5%と言った感じだ。

これに道具が良いと誰でも?綺麗に塗れる。

今回は運悪く、塗装後すぐにトラックが土埃を上げたのであった。

修理費用節約の為とは言え、かなり疲れます。

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隼文字のステッカーは純正品だと1文字8000円もするので

海外調達とした。

このバイク実際に乗ってみた感想を言おう。

400CCバイクは加速が楽しいよーという感じなのだが

これは1300CCだけあって、死ぬね。

スピードメーター見る余裕なし。

そのまま空へ飛んで行くんではないかという怒涛の加速。

加速で恐怖を感じたのは隼が初めてだった。

ちなみに1速ギヤーだけで130Km/h近く出るんで。。。。。

で、6速あります。

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CCD水冷用具の製作

今日は冷却CCD用の水冷用具を作りました。

中には980円のお風呂ポンプが入っていてホースの内径が7.5mmのもので

SBIGの冷却CCD水冷ヘッドに丁度良い大きさでした。

また、予算は3000円もあれば十分です。

10Lタンクで蓋も大きく、セブンなどで売っている大きい氷を

ぶち込むことが出来ます。

じつは最近撮影した映像があまりにもノイズが多かったので作る気になりました。

-40℃ぐらい冷やすとノイズが激減していたので

これを一度でも見てしまうと、冷やさずにはいられません。

あとは結露しないように乾燥剤の活性化とチャンバー内にN2ガスを

封入してみます。

私流の乾燥剤の活性化方法はまた後日記事にしてみます。

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キャノンNFD328にAO8を取付けたい(アドバンスドGTでのテスト編)

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昨日は星があまり見えない状態でしたがNEWアトラクス赤道儀用の自動導入装置も

入荷した事もあって、せっかく整備したアドバンスドGT赤道儀を使わなくなっては

整備した意味がなくなる(実は整備するのが楽しかったりする)ので

キャノンNFD328AO8仕様のテストも兼ねてドン曇りの中、強行となった。

                         ↓↓↓

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コンデジISO1600-30秒でこんな空でした。

その内よくなるだろうと少し期待してみることに。

PEモーションの測定もあり、極軸望遠鏡を使い大雑把に合わせてテストする事に。

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これはMaximDLでのAO8の修正の様子。

300mmという短焦点ではあるが、RMSが0~0.1ピクセルに収まっていて

さすがAO8である。

で、今度はAO8を働かせずにSBIGのセルフガイドでどこまで頑張れるのか

試してみた。

328_1

表示が±10ピクセルでは、ほぼ直線に見える。

グラフ最後がグンと上がっているのはガイドをSTOPしたため。

次に表示を±1ピクセルにしてみた。

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AO無しでも結構頑張っているではないか!

XエラーはDECを示し最大でも±0.5ピクセルに収まっている。

YエラーはRAを示し1周期10分(144山)でPEモーションは±0.7ピクセルぐらい。

TC237Hのガイドチップから計算するとPEモーションは約±3.5秒となる。

ガイド星の修正具合をモニターで見る限りではDCモーターとは思えないほど

すぐに中心へと修正してくれる。

アトラクスのDCモーター仕様ではゆっくり修正して中心を通り過ぎて

また修正となっていただけに格安赤道儀とは思えない性能だ。(作りは粗いが...)

アドバンスドGTの注意点を1つあげるとすれば、いくら整備を十分にした所で

DCモーター減速部及びウォームギヤ廻りのバックラッシュは避けられないので

その補正を赤道儀自体のソフトウェアによる制御機能をしっかりと使いこなせないと

自動導入に誤差がでます。

付属の日本語マニュアルではどうしようもないので英文マニュアルを熟読

ソフト側のセッティングも十分に精通する必要があります。

但し、望遠鏡の傍にいて写真を撮るだけなら、自動導入精度など大した影響はありませんが。  でも初心者にはキツイかもね。

AO8での修正は許容範囲を超えるとオートガイドが働き修正となるが1時間30分

放置していたが、2時間以上はオートガイドガイドなしのAO8修正のみで使えそうだった。

Fが600mmでも1時間ぐらいはAOだけでもOKかもしれない。

しかもAOだとオートガイドに比べて1/3~1/4に動きが収束される事となった。

写真は撮るには撮ったが最初に1分露出で撮ったのと最後に15分露出で撮った

のと淡い部分の差が変わらないほど空の状況は悪化していたので

公開する気になれません。

代わりにMaximDLでAO8の動作状況をビデオにしてみました。

ほとんどガイド星の色が変わるだけで動いてないのがわかります。

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キャノンNFD328にAO8を取付けたい(製作編)

PM6:30に仕事を終え製作に取り掛かりました。

このパイプ予定ならスキマ2/100mm内径を削らなくてギリギリ取り付くはずでしたが

そう甘くなかったです。

厚みが0.1mm弱プラス公差でした。

まあ、そりゃそうでしょうよ。

で、リューターとペーパーを使って内径をけずりました。

この作業だけで3時間半もゴシゴシしました。

旋盤があれば.....

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AO8側のフランジの溝にズレ防止の為、ボルトで固定します。

あとAO8側の蓋に穴あけ作業が残っています。

あれれ、フォーカスモーターとネジが近すぎでした。

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削っては嵌めこみの繰り返しでしたがレンズ、AO側共に

きっちりと嵌っています。

おかげで、ボルト固定無しで吊り下げても外れません。

手前のリモートガイドヘッドはAO8に取り付くのですが

SBIG内臓のガイドがあるので不要かもね。

300mmF2.8なのでガイド星が見つからないなんてまず無いだろうし。

で、今から仕事です。

朝4時起きは嘘となる今日この頃。

終わるまで...  (T_T)

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気になるのでフル装備にしてみる。

仕事へ戻る。

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AO8前面のアダブターリングの加工の様子。

これしないと光が入りませんね。

部分的に黒塗りして機材は完成となりました。

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キャノンNFD328にAO8を取付たい(設計編)

とりあえず、図面を書きました。

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以上。

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NFD300フランジバックの疑問

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FDの部品を一部組んで実測してみました。

T-FIXさんが計測された数値とほぼ同等でした。

疑っている訳ではございません。

自分でも実測すると納得するからです。

EFにするにはフランジバックの差を2mm引いて76.8mmが正規となります。

再度EF仕様に組み替え実測すると71.3mmとなりました。

5.5mm短い事になります。

そこで実際にカメラに付けて星にピントを合わせて試して見る事にしました。

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どちらも300mmですが、まずは正規EFレンズ(上の黒い方)にカメラを取付けて

マニュアルモードで星にピントを合わせます。

ピントが合った所でピントがずれない様にレンズのSWをAFモードに切替ます。

レンズからカメラを外し、レンズにアイピースを取付けて星にピントが合う様に

アイピースの差込位置を調整し、同焦点アイピースとします。

次にNFD300mm改(写真の下のレンズ)にカメラを取り付け

ファインダーから覗いて星にピントを合わせ、その位置に印を付けます。

今度もNFD300mm改同焦点アイピースをセットして星にピントを合わせてみました。

先程レンズに印をした位置とどのぐらいズレているのかを確認する為です。

By the way...ほぼ合っているではないですか!

でもピント合わせは全て目視です。多少は違います。

風景であわせると合いません。星を見ると大分ずれてます。

だから目視といえども星で合わせているのでほぼOKかと。

しかもレンズの無限遠方向に周長で35mmぐらいまだピントに余裕があります。

もちろん、3mぐらいの近くでもピントがでます。

たしかに、私の改造一眼カメラはCMOS最前面の2枚のガラスの内

薄い方のIRカットガラスを外し、カメラフロントにはFFフィルターを

取付ているので正確にEOS正規のフランジバック44mmはなっていないとは

思いますが、正規には5.5mmも短いにのどうゆう事でしょうか?

疑問はつづきます。

でも深追いはしません。

いいのです。 ちゃんと!?写ってくれるので。 現物合わせで。

NFDにAO8取り付け工事は部品が入荷したので近い内にやってみます。

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キャノンNFD328にAO8を取付たい

本来なら冷カメ君が登場するはずの300mmF2.8ですが

これに冷却CCD+AO8は取り付かないかと以前から思っていました。

SBIGのセルフガイドでも十分なのですが

実験好きな故に.......えっ撮影はどうしたの?

と言われそうです。

今のTOA150にそのまま対応出来、なおかつ328にもワンタッチ

いや、2タッチぐらいで取付られないか考えていました。

構想はできたので早速材料発注となりました。

今はこんな風にということでカメラレンズの上に載せただけです。

今週中に材料が来れば、半日で完成しそうです。勢いだけは(笑)

AO8光路長を確保するためにデジ一接続部分を外します。

あとは、材料が揃ってからということに。

H328ao8

そうそう、アドバンスドGT赤道儀も整備はしたものの撮影は全くしていない。

どうも1つの機材が終わると途端に興味がなくなってくる。

撮影するための機材整備なのに.....

もうすぐNS企画さんからモータードライブが届くと

アトラクスオンリーとなって、なおさら

アドバンスドGT赤道儀もさわらなくなりそうだし、なんとかしなければ。

でもせめてPEの検証だけでもやってみたい。

アトラの方も。

番外編(NFD→CanonEFマウント換装)

写真を見ていただけると分かると思います。

肝心な所の写真がなかったので分解しました。

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まずは完成写真です。

実はマウント部の回転方向が若干ずれています(^_^;)

目測でネジ穴加工をしたもので....

しかしマウント全体を回転させてナット(写真の白い輪っか)で固定できるので

良しとしました。

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内部から見た写真です。

6本のM2ネジでEOSTリング(内リング無し)と固定しています。

Ef300_f28_003

カメラマウントと絞り部分を分解するとこんな感じです。

Ef300_f28_008

で、絞りの羽根を外すとこうなります。

上に付いている黒い部品(絞りを回すもの)を除けます。

328canon_007

写真左の黒いリングはビクセン Tリング キャノンEOS用で

内輪をはずしています。

328canon_017

Tリングの内側を1mm弱ヤスリで面取りします。

これは取り付く相手側が写真を見て分かる様に0.5mm程度の

出っ張りがあるためです。

少しずつ面取りしながら合わせてTリングの面とレンズ側の面とを

密着させます。

なぜ少しずつ面取りするかというと

Tリングとレンズ側とは6本のボルトで固定はされるのですが

レンズ側の0.5mmの出っ張りとTリングの面取り部分が当たっていた方が

ズレ防止がより強力になると思ったからです。

たしかレンズ側には最初から6本のネジ穴があいていたと思います。

皿ネジも付いていた様な気がします。

Tリングをレンズ側に嵌めてレンズ側のネジ穴から細いマジック等で印をして

Tリング側にM2のタップ加工をすれば完成です。

その際にフィルターリングを固定するために黒い金具(写真に写っている小さい部品)

を外しておいた方が邪魔にならず良いです。

写真に写っている細いゴム板を半分めくると黒い金具を留めている

ネジがあります。

328canon

相手に穴があって重ね合わせ穴加工をする場合

ねじ穴の位置を正確に印するのにこんな道具を使っています。

先端の数センチがキリになっています。

過信は出来ませんが、ほぼ正確にできます。

絞り機能は出来ないのか?との要望に答えて

328canon_1

仕事では出来ないというと相手にされなくなります。

今回は趣味なので.......

シュミレーションしてみました。

328canon_2

大体こんなイメージです。

レバーはバネで戻りネジで押さなければ絞り開放となります。

ネジのストロークは10mm未満だった様な...

レバーの支点に近い(写真では下)程、ストロークは少なくて済みます。

ツマミに↓でも付けて何周回すと絞りが幾らとかすれば良いと思います。

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前後の写真です。

後ろから前からって何か昔きいたような....

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工程が写真の順番とは逆ですが、まあこんな感じです。

絞り用のネジ穴加工でTリングの円周に対して直角でない穴は

明けにくいと思えば、ヤスリで少し平らな面を作ると良いと思います。

この改造レンズで撮った過去の画像(汚いです)

全く参考になる画像がありません。

これがこのレンズの性能だと勘違いしないようにお願いします。

超赤かぶり処理、流れ、ピンボケのオンパレードですが

収差の参考に(星の流れ具合の形を考慮して比較して下さい) (^_^;)

高圧縮してますがサイズはEOS-DXオリジナルです。

Img__1_2

Photo

写真を撮り始めた頃のもので、赤く出来たことで大喜びしたものでした。

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これは去年の6月に撮ったものです。

全く進歩していません。 orz

目を細めて見る(絞り入れる)と縦長の星が少し丸く見えます。

歳を取った証拠。

画像がオリジナルサイズで表示されない!

1600ピクセル以上をUPした場合は自動的に1600ピクセルに縮小されるとは

知らなかった。

.。

EFとFDのフランジバックの確認

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T-FIXさんのコメントで2mmのフランジバックの差。

ひょっとしたらこの状態で2mmマイナスぐらいになり

ちょうどFDマウント42mm+2mm=44mm(EFマウント)と

なっていたのかもしれません。

この改造をする際に確認したような気がしてきました。

いまのFDマウントの写真にある寸法をコメントいただけると助かります。

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銘板はこうなっています。

NewFDとは記されてはいませんがNFDなのです。

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C8プライムフォーカスとST-4000XCMの冷却強化

しばらく更新が滞っていました。

ちょっと精魂尽き果てたもので........

これは2ヶ月ぐらい前に実験したものです。

写真でしか見られない淡い部分を直接見てみたい!

これが事の始まりでした。

最初は写真とちがってプライムフォーカスにWAT120Nを取り付けて実験しました。

モニターを通しての眼視で楽しむ程度のものあれば多少の収差などと

甘い期待を抱いていました。 400mmのF2で尚且つ超高感度カメラ (^^

(-_-;).............._☐ ̄│_□

結果は予想通り!?収差が醜すぎて眼視でも耐えられない程でした。

気を取り直して今度はコリメート方式で実験してみました。

C8_004

結果は (ーー;)..... 微妙です。

眼視には耐えられるのですが、全然面白くありません。

諦めました。

失敗に終わったのですが1つ良いことがありました。

いままでC8の光軸調整を行っても今一欲ならず、諦めていました。

今回の実験で分かったのですが、副鏡の位置が元々ずれていたようです。

通りで今まで眼視で副鏡の角度調整つまみを一生懸命調整しても見え方が今ひとつだった訳です。

補正ガラスと副鏡とは少しガタがあり、工場組立時にずれていたのでしょう。

しかも補正ガラスと副鏡とは接着剤で固定されていました。

故に、取り外しはとても苦労しました。

ST-4000XCMの冷却強化

最近CCDの冷えが購入時に比べ3℃ぐらい弱くなっていました。

以前のリモートガイドヘッドの2段ペルチェ化で分かったのですが

同じ2個のペルチェでもギリギリまで電圧を上げて使った場合と、そうでない場合とは

長らく使っていると冷却能力に差が出るようです。

ペルチェが痛むともいうのでしょうか、そうなる様です。

ST-4000の方はSBIGの純正電源なので問題はないとは思っていますが

ごく少しずつペルチェの能力が低下していたのではないかと感じています。

ま、前置きはこの辺にして、早速本題へ。

St4000_001

手に持ているのが水冷ヒートシンクです。

ペルチェは本体側のシリコーングリス(熱伝導グリス)が塗られている

黒いアルミ板の裏側に付いています。

カメラの躯体自体も放熱効果を持たせる目的です。

この度はペルチェを1枚追加して冷却効果の向上を図ってみます。

取り付ける場所は水冷ヒートシンクと本体との間です。

手持ちの3cm角の激安秋月ペルチェで実験してみます。

この大きさがピッタリきました。

これより大きいと入りません。

あっ、SBIGの基盤の上に静電吸収スポンジとアルミ板を追加しています。

基盤上のICのヒートシンクも少し大きくしています。

効果の程はバイアスフレームが若干?という感じです。

主にファンからのノイズを少しでも遮断できればと思い。

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水バケツは小さめです。

お風呂ポンプ980円を購入して早速実験です。

このポンプはAC100Vですがポンプへの供給は10V(1A)です。

後に12V電源が使えそうです。

実験結果は以下の通りです。

Photo_2

水冷なしではペルチェの印加電圧を高めると放熱が間に合わない様です。

大型ヒートシンクの自作も考えましたが、今のところ時期未定です。

冷却水に氷を入れて真冬の環境を作ってみました。

水温は20℃近く下がりヒートシンク温度も同様に下がっています。

CCD温度はさらに10℃も下がりました。

さすがにこの状態でのカメラ躯体の温度は外気温より8℃近く低くなって

いて外気から吸熱し冷却温度への影響があると考えます。

で、真冬ではもっと冷えるかもと期待してしまいます。

夏場は逆に多く氷の供給が必要なのとカメラ躯体からの吸熱で

ここまでの冷却能力は期待できないでしょうね。

カメラ躯体のアルミ板を経由せずに直接SBIG本体のペルチェに

追加ペルチェを取り付けられると追加ペルチェの熱分散が無くなって

良いのですが....無理というかイヤです。

次にダークとバイアスフレームを撮ってみました。

Photo_6

左上:-5℃,15分 右上:-15℃,15分 左下:-40℃,15分 右下:-40℃,30分

これらを実際の処理の様に強調してみます。

4つのウィンドウ内の4つの画像はすべて背景の明るさとレベルを同じ値にしています。

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わかりやすい様にカラー変換してみます。

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次に如何にダークの影響により醜くなるかを見てみました。

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この黒いポツポツが如何に画像全体の品質を下げているかがよく分かると思います。

複数枚スタックすると良くはなりますが、さらに品質を向上させる為にも

高冷却が不可欠であることは明白ですね。

次に-40℃でのバイアスフレーム比較を行いました。

Bias

左が-40℃、右は以前取ったったもので8℃のものです。

レベルを右のものに合わせると-40℃の方は真っ黒になります。

従って、-40℃の方はかなり強調しています。

SBIGの冷却CCDはノイズが一般的に多いとされていますが

CCDの温度が-30℃を超えた辺りから、かなり減ってきます。

当初、水冷は水タンクやホースの取り回しでイヤでしたが

ここまで改善できるとなると、そんな事は一揆に吹っ飛んでしまいます。

AOなどの豊富な機能を取るかノイズの少なさで取るか悩むところですが

こうして改善することでSBIGもまんざらではないようです。

  

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リモートガイドヘッドペルチェ冷却 その3

長らく放置していましたが、完成です。

日食は仕事中で見ることが出来ませんでした。残念!

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電源は100円ショップの・・・・・・・破壊しました。(^_^;)

入力側の極性を間違えて、コンデンサーが爆音とともに破裂しました。

ボンッ! 凄い音がしました。 爆竹の半分ぐらい。

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R3と書いてある所に抵抗を付けて3V程度に降圧します。

で、これは諦めて1000円程度のものと交換する事に。

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真ん中の小さな基盤がDC-DCコンバーターです。

抵抗を変えることで電圧は可変できます。

出力は非常に安定しています。

基盤以外のコンデンサなどの部品はノイズ対策、逆接防止回路となっています。

で、

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CCD裏側には元々ペルチェが貼り付いていました。

無いと言うのは嘘でした。<m(__)m>

ここにもう1枚ペルチェを貼り付けています。

いわゆる2段冷却となりました。

しっかりペルチェからガイドヘッド本体のアルミケースに熱が伝わっているとケース全体が暖かくなります。ケース温度が+12度UPぐらいです。ケース温度が上がらない場合は伝熱部を疑ってみましょう。

従って、放熱が上手く伝わる様に伝熱部を平らに精密に仕上げるのがミソです。面倒なのはこれだけです。

現在はヒートシンクのみですが、小型のファンを取り付けるとケースの温度が外気温程度となりましたので、ファン(3cm角x1cm)は取り付ける予定です。

電圧は現在3.1Vですが、電圧を調整(下げる)事で放熱とのバランスを取るともう少しいい感じになりそうです。

むやみに電圧を上げるとペルチェの放熱が追いつかず、かえって冷却効率が悪くなります。

お借りしていたモータードライブをNS企画さんに返却したので、もうしばらくは機材いじりとなりそうです。

。・

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リーモートガイドヘッドペルチェ冷却 その2

少し不具合がありました。

冷却板t1.0x10x30mmがCCDのはんだ付けの盛り上がった部分と干渉しました。

仕方なく、冷却板のサイズを8.4mmx8.4mm(ペルチェサイズ)に、厚みを0.75~0.8mm程度にしました。

設計より少し冷却板を薄くしたのは、熱伝導テープをペルチェに貼るためです。

シリコングリスだけだと位置がずれて組立が困難というか無理だった為です。

熱伝導テープ+冷却板で0.85~0.9mm程度にします。

これ以上厚いと組んだ際にシャッターがケースと干渉しました。

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ヒートシンクは本来の位置ではありませんが、あまり影響は無い(付けても)様でお飾り風です。

これ組んでダ-クを撮ってみました。

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いずれも10秒露出です。

①が冷却なし。 ②が冷却あり。 ③が冷却無しから自動ダーク引き。

④が冷却ありから自動ダーク引きです。

単三電池2本をペルチェに印加して冷やしてみました。どの程度冷えているかは不明です。

劇的な改善はありませんでしたが、自動ダーク引きではかなりの改善となりました。

MAIMDLには自動ダーク引きがあって一度同じ露出で取ったダークを記憶して自動にダークを引いてくれます。(ダークファイルはリセットできます)2回目からは露出時間のみとなります。

この機能はオートガイドにはとても有用です。

しかし、空が少し明るかったり雲だったりするとオートダーク引きでもノイジーな画像となって現れます。

冬場とか、上の写真の様に冷却してやると良い結果となる事がわかりました。

リモートガイドヘッドを購入した時は冬場で、凄くダークノイズが少ないと感動したのは外気で冷やされていたのだろうと思いました。

夏場でも空が暗いと自動ダーク引きでは背景真っ黒で星だけが現れる(星が無いとノイジー)感じとなっています。

で、少し冷却してやることで星が無くても真っ黒な背景となりとても良い結果となりました。

ダーク画像の比較方法は間違っているかもしれませんが、グラフを見ていただければ一目瞭然だと思います。

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