ST-4000XCMのカラー変換
カメラに触るのも久しぶりです。
実はリモートガイドヘッドとメインチップとの位置関係を計測していたのですが
あれ?って思える現象に遭遇しました。
・
左はRAWをカラー変換したもので、右はカラーモードで撮影したものです。
ピクセル200%表示です。
RAWをカラー変換した方はドット抜けの様な感じになっています。
これだと最初からカラーモードで撮影した方が画質がよい事になります。
ただし、色んな画像処理のコマンドが無効となるのが嫌なのですが。
補完処理が有効とか無効とか関係しているのでしょうか?
・
早速実際の星で比較撮影してみることに。
まずはカラー変換モードにて。
M13、月ともにピクセル等倍です。
思ったよりM13って大きいです。
露出不足と天候不順でボケた感じに写っています。
もっとまともな時に撮影すればいいのですが
私の場合、何時になるのか分かりませんので。
途中で雨が3回も降りました。(汗)
次はRAWモードで撮影しよ。。。。。。う!?
朝まで粘りましたが雲が厚くて全く撮れませんでした orz。
いや、撮ってみましたがダークフレーム風です。 (^^)
結局M13はカラーモードで5分x2枚のみ。
月は厚い雲に覆われながらも撮れましたがRAWモード撮影の時に
露出時間が合わずで比較できるものが撮れませんでした。
カラーモードで撮るとデジカメで撮った様に忠実な色で現れるので楽です。
この問題は次回へ繰越です。
・
・
で、ガイドキャリブレーション時に赤道儀の+X(西か東)が全く動いていませんでした。
極軸をしっかり合わせているのでAO8のガイドだけで事は足りているのですが
どうも冷却CCDからリレーBOXに+Xのみ信号が発信されていない様です。
カメラに蓋をしてノイズを星と誤認させてガイドキャリブレーションしました。
幸いに写真の中のX+と印刷されているすぐ下のチップLEDは光っていました。
LEDから写真下の真ん中のICへとチップ抵抗を介して繋がっています。
このICのデーターシートを見たところゲートアレイとよばれる
トランジスタのスイッチの様なものです。
ガイド端子のD-SUBからこのICへ直接繋がっていました。
ICの下の足が入力で上が出力となっています。
+Xとなる1本だけがガイド端子と導通がありませんでした。
冬場に-50℃まで冷やした時に霜がびっしり付いていて、それが溶けておかしくなったのかもしれません。
その後、ハヤコート刷毛塗りと基盤乾燥用ファンの追加で防水対策はしたのですが、すでに遅かったのかもです。
その時は基盤の裏側の金属部分が白くなっていました。
たった一晩で。
話は長くなりましたが、写真のように1本配線すると直りました。 (^_^)v
・
・
これはSGIBのリレーBOXですが回路は非常に単純です。
デカイのが気に入りませんので今度はLED付きで自作します。
部品代は送料より安価となります。
機械式リレーの代わりにフォトカプラでもOKですが
リレーのカチカチ音は、動いてます感があって好きです。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント